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君がいてよかった それは一番思うこと
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遠い昔、いつも一緒に遊んでくれていた人がいた。

近所に住んでいたその人は僕より一つ年上で、いつも僕が行ったこともないような場所に連れて行ってくれた。

今になって考えてみれば、小学生にもなっていないくらいの僕らが歩いて回れるような範囲なんて高が知れていて、あの人にとってはなんてことはないお出かけ気分だったのかもしれない。

けれどそれでも、僕にとってはどこに行くにも何をするにも全てが初めての体験で、あの人に手を引かれては、小さな大冒険をしていた。

いつだったか、休日に二人で行った行き先の公園でのことだったはずだ。

大人の補助なしにはまだ早すぎる大きな遊具で遊んでいて、僕はあっけなく転落して怪我をした。

高さがあまりなかったからか骨は折れなかったけど、前歯が折れた。

そのとき、あの人は駆け寄ってくると、すぐに公園を出て行き、どうしたのかは分からないけれどあっという間に僕の両親を呼んできた。

あのとき、僕らの家から距離のあったあの公園でどうやって両親を呼んできたのか、もう僕が知る術はない。

僕はもう遠く引っ越してしまって、気がつけばもう十年以上が経った。

きっともう、顔を合わせることも、ありがとうを伝えることもできないのだろう。

あの思い出の公園も、今はなくなってしまったらしい。
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