君がいてよかった それは一番思うこと
2018/06/13 Wed 18:51:36
シングル競技のFSにて、クワドのリピートは1種まで、男子のジャンプ回数は従来の8回から7回へ、というルール変更があったので、男子シングルについて色々書いてみます。
まずは羽生さんのFSのジャンプについて予想してみます。
ルール変更といっても、羽生さんの場合クワド2種をリピートしたのが平昌五輪(と2017国別対抗戦)のときくらいだったりするので、あんまり影響はなかったりするのかな、と。
むしろクワド2種のハラハラする構成より3A2回の安定の構成の方が見ていて安心できるので好きだったりします。
まず、確定のジャンプは3A×2。そして4T、4Sのうちどちらか1つを2回跳ぶことでしょうね。ここで5回の枠が埋まります。予想では3Aをどちらもコンビネーションジャンプにしてきそうな気がします。4T-1Lo-3Sを入れるメリットが分からん。
残り2回は4A、4Lz、4Lo、3Lz、3F、3Loあたりからの選択になるでしょうね。4Lz、3Loあたりはもう跳ばないのではないかと思うのですが。
そんな感じで、以下予想案。ジャンプの順番は考慮していません。
【予想案1】
4A
4Lo
4S-3T
4S
4T
3A-1Lo-3S
3A-2T
4Aに対するモチベーションを語っていたため。4Aを入れる場合これが一番現実的な気がします。Lz、Fともに跳ばないことになります。
【予想案2】
4Lo
4S-3T
4S
4T
3A-1Lo-3S
3A-2T
3Lz
4Aを入れない場合の現実的な案。これまでの構成から3Fを抜いた感じ。
【予想案3】
4S-3T
4S
4T
3A-1Lo-3S
3A-2T
3Lz
3F
完成度重視。ぶっちゃけGPS1戦目くらいまではこれでいいんじゃないですかね。ステイヘルシー。
次は昌磨さんについて。
実は今回のルール変更で最も有利になるのは彼であると思っています。
今回のルール変更の場合、「クワド複数種が安定して跳べること」は勿論、クワドのリピートが1回までになる以上3Aまでのジャンプからリピートするものを選ぶことになるわけですが、そうなると当然「3Aが安定して跳べること」も必要になってくるわけです。
その両方を高い水準で満たしているのが彼なのではないかと。
ただ、クワドに関しては4F、4Lo、4Tが安定しているとはいえ、3種のままでは今後徐々に厳しくなっていくかもしれません。一度組み込んでいる4Sを取り入れるのが現実的でしょうね。
羽生さんに並々ならぬ対抗心のある彼なら、いっそのこと4Aもありでしょうけれど。4Lzも練習しているようですが、正直自分にはモノになるとは思えません。絶対無理とは言いませんが。
リピートするクワドはTかFでしょう。Fが安定しているので攻めてみませんか?
【予想案1】
4F-2T
4F
4Lo
4T
3A-1Lo-3F
3A-3T
3S
現実的な案。今までのから4Lo(3Lo)を抜いてリピートを4Tから4Fに。まあまあ良さそう。
【予想案2】
4F
4Lo
4T-2T
4T
3A-1Lo-3F
3A-3T
3S
予想案1からリピートするクワドをTに戻しただけ。シーズン始めはこれで良さそう。
【予想案3】
4F
4Lo
4S
4T-2T
4T
3A-1Lo-3F
3A-3T
4種クワドなら一気に強くなる。リピートするクワドはFでもOK。大舞台での勝負の構成。
【予想案4】
4A
4F
4Lo
4T-2T
4T
3A-1Lo-3F
3A-3T
4A入れた場合。あり得なくもないあたりが恐ろしい。
続いてネイサン。
ネイサンは5種クワドを唯一成功させているので、クワドリピート制限で一気に有利になると見られていましたが、1種までリピート可ではむしろ今までより不利になる可能性まであります。なんせこれまで3A2本を綺麗に跳べたフリーってほぼないですからね。
彼が今後どんな構成になるかが一番気になります。
【予想案1】
4Lz
4F-3T
4F
4S
4T-1Lo-3S
3A-2T
3A
リピートするクワドはTでもOKだが、うーん、微妙。クワド4種までではどうしても3Aを2回跳ぶ必要があります。17ロステレが構成としては近いが、2本挑戦した3Aが両方GOEマイナスでコンボが刺さったことからも厳しそう。片方3Lzにしてもいいけどクワド4種の旨味がない。
【予想案2】
4Lz-3T
4F-2T
4F
4Lo
4S
4T-1Lo-3S
3A
こちらもFとT交換可。5種クワドにすることでクワドを6回飛び、3A以下を無理矢理1回だけにする案。むしろこちらの方が現実的なのではないでしょうか。ただし、5種クワドを1つのプログラム内で成功させたことってないですよね。
4Aが無理となるとこのあたりが天井になってきますね。もちろん4Lz2回もありですが、LzとFの点差が縮まったので今までよりもメリットは小さいです。
最後にボーヤン。
彼も3Aがそこまで得意ではないこと、加えて4Fがないことから少し厳しい戦いになりそうです。3A2本に関してはこれまでも成功させているのでその点ではネイサンよりマシと思えますが。クリケットクラブに移ったらしいですが、オーサーチームの手腕が問われますね。
現実的にはLz、Lo、S、Tの4種クワドと3A2回だと思います。ただ、4Loも今まで多く取り入れてきたジャンプではないですし、これでも厳しそうですね。
【予想案1】
4Lz-3T
4Lo
4S
4T-2T
4T
3A-1Lo-3S
3A
まずはこのあたりから挑戦でしょうか。4Lz-3Tはショートで飛び慣れているでしょうし。4Loさえモノにできれば他の選手と十分に戦えそうです。
【予想案2】
4Lz-3T
4Lz
4Lo
4S
4T-2T
3A-1Lo-3S
3A
北京オリンピックで金メダルを取りに行くためにはこれが良さそう。というか4A、4Fなしのほぼ天井ですねこれ。4年かけてここに持って行くのが現実的でしょう。
【予想案3】
4Lz
4S
4T-2T
4T
3A-1Lo-3S
3A
3Lz-3T
これまでとほぼ同じ。3F抜いただけ。完成度を高めてこれで戦えるようにするのもありだけど、GOEが稼げる選手になれなければ昌磨さんやネイサンと競うのは厳しいでしょうね。
考えていて思ったのが、7回のジャンプで2つをリピートではどう頑張っても6種のジャンプを全て跳ぶことは出来ませんよね。6種のジャンプでリピート可能なのが2つと考えると、今までの8回のジャンプが一番良いバランスだったのではと思います。
日本の2人は3AとGOEを武器に、ネイサンボーヤンはクワドを武器に戦って行くんだろうなというところです。
この4人以外の選手で上位で戦えている3種以上のクワド持ちはヴィンセントくらいでしょうか。彼は回転不足とエッジエラーがどうにかできれば可能性はあります。
羽生さんに関してはいつまで現役を続けるのか分かりませんが、まあ本人が納得するまでやっていただけたらと思います。もうとっくに引退していてもおかしくない実績と年齢ですから、1戦1戦を大事に思って見ていきます。
これはあくまで予想ですが、彼はオリンピックに関してはやりきったという思いがありそうです。彼なら4年間オリンピックの金メダルを目標に走り続けることの重みを理解しているでしょうしね。
以上、来シーズンからの男子シングルについて考えたことでした。
まずは羽生さんのFSのジャンプについて予想してみます。
ルール変更といっても、羽生さんの場合クワド2種をリピートしたのが平昌五輪(と2017国別対抗戦)のときくらいだったりするので、あんまり影響はなかったりするのかな、と。
むしろクワド2種のハラハラする構成より3A2回の安定の構成の方が見ていて安心できるので好きだったりします。
まず、確定のジャンプは3A×2。そして4T、4Sのうちどちらか1つを2回跳ぶことでしょうね。ここで5回の枠が埋まります。予想では3Aをどちらもコンビネーションジャンプにしてきそうな気がします。4T-1Lo-3Sを入れるメリットが分からん。
残り2回は4A、4Lz、4Lo、3Lz、3F、3Loあたりからの選択になるでしょうね。4Lz、3Loあたりはもう跳ばないのではないかと思うのですが。
そんな感じで、以下予想案。ジャンプの順番は考慮していません。
【予想案1】
4A
4Lo
4S-3T
4S
4T
3A-1Lo-3S
3A-2T
4Aに対するモチベーションを語っていたため。4Aを入れる場合これが一番現実的な気がします。Lz、Fともに跳ばないことになります。
【予想案2】
4Lo
4S-3T
4S
4T
3A-1Lo-3S
3A-2T
3Lz
4Aを入れない場合の現実的な案。これまでの構成から3Fを抜いた感じ。
【予想案3】
4S-3T
4S
4T
3A-1Lo-3S
3A-2T
3Lz
3F
完成度重視。ぶっちゃけGPS1戦目くらいまではこれでいいんじゃないですかね。ステイヘルシー。
次は昌磨さんについて。
実は今回のルール変更で最も有利になるのは彼であると思っています。
今回のルール変更の場合、「クワド複数種が安定して跳べること」は勿論、クワドのリピートが1回までになる以上3Aまでのジャンプからリピートするものを選ぶことになるわけですが、そうなると当然「3Aが安定して跳べること」も必要になってくるわけです。
その両方を高い水準で満たしているのが彼なのではないかと。
ただ、クワドに関しては4F、4Lo、4Tが安定しているとはいえ、3種のままでは今後徐々に厳しくなっていくかもしれません。一度組み込んでいる4Sを取り入れるのが現実的でしょうね。
羽生さんに並々ならぬ対抗心のある彼なら、いっそのこと4Aもありでしょうけれど。4Lzも練習しているようですが、正直自分にはモノになるとは思えません。絶対無理とは言いませんが。
リピートするクワドはTかFでしょう。Fが安定しているので攻めてみませんか?
【予想案1】
4F-2T
4F
4Lo
4T
3A-1Lo-3F
3A-3T
3S
現実的な案。今までのから4Lo(3Lo)を抜いてリピートを4Tから4Fに。まあまあ良さそう。
【予想案2】
4F
4Lo
4T-2T
4T
3A-1Lo-3F
3A-3T
3S
予想案1からリピートするクワドをTに戻しただけ。シーズン始めはこれで良さそう。
【予想案3】
4F
4Lo
4S
4T-2T
4T
3A-1Lo-3F
3A-3T
4種クワドなら一気に強くなる。リピートするクワドはFでもOK。大舞台での勝負の構成。
【予想案4】
4A
4F
4Lo
4T-2T
4T
3A-1Lo-3F
3A-3T
4A入れた場合。あり得なくもないあたりが恐ろしい。
続いてネイサン。
ネイサンは5種クワドを唯一成功させているので、クワドリピート制限で一気に有利になると見られていましたが、1種までリピート可ではむしろ今までより不利になる可能性まであります。なんせこれまで3A2本を綺麗に跳べたフリーってほぼないですからね。
彼が今後どんな構成になるかが一番気になります。
【予想案1】
4Lz
4F-3T
4F
4S
4T-1Lo-3S
3A-2T
3A
リピートするクワドはTでもOKだが、うーん、微妙。クワド4種までではどうしても3Aを2回跳ぶ必要があります。17ロステレが構成としては近いが、2本挑戦した3Aが両方GOEマイナスでコンボが刺さったことからも厳しそう。片方3Lzにしてもいいけどクワド4種の旨味がない。
【予想案2】
4Lz-3T
4F-2T
4F
4Lo
4S
4T-1Lo-3S
3A
こちらもFとT交換可。5種クワドにすることでクワドを6回飛び、3A以下を無理矢理1回だけにする案。むしろこちらの方が現実的なのではないでしょうか。ただし、5種クワドを1つのプログラム内で成功させたことってないですよね。
4Aが無理となるとこのあたりが天井になってきますね。もちろん4Lz2回もありですが、LzとFの点差が縮まったので今までよりもメリットは小さいです。
最後にボーヤン。
彼も3Aがそこまで得意ではないこと、加えて4Fがないことから少し厳しい戦いになりそうです。3A2本に関してはこれまでも成功させているのでその点ではネイサンよりマシと思えますが。クリケットクラブに移ったらしいですが、オーサーチームの手腕が問われますね。
現実的にはLz、Lo、S、Tの4種クワドと3A2回だと思います。ただ、4Loも今まで多く取り入れてきたジャンプではないですし、これでも厳しそうですね。
【予想案1】
4Lz-3T
4Lo
4S
4T-2T
4T
3A-1Lo-3S
3A
まずはこのあたりから挑戦でしょうか。4Lz-3Tはショートで飛び慣れているでしょうし。4Loさえモノにできれば他の選手と十分に戦えそうです。
【予想案2】
4Lz-3T
4Lz
4Lo
4S
4T-2T
3A-1Lo-3S
3A
北京オリンピックで金メダルを取りに行くためにはこれが良さそう。というか4A、4Fなしのほぼ天井ですねこれ。4年かけてここに持って行くのが現実的でしょう。
【予想案3】
4Lz
4S
4T-2T
4T
3A-1Lo-3S
3A
3Lz-3T
これまでとほぼ同じ。3F抜いただけ。完成度を高めてこれで戦えるようにするのもありだけど、GOEが稼げる選手になれなければ昌磨さんやネイサンと競うのは厳しいでしょうね。
考えていて思ったのが、7回のジャンプで2つをリピートではどう頑張っても6種のジャンプを全て跳ぶことは出来ませんよね。6種のジャンプでリピート可能なのが2つと考えると、今までの8回のジャンプが一番良いバランスだったのではと思います。
日本の2人は3AとGOEを武器に、ネイサンボーヤンはクワドを武器に戦って行くんだろうなというところです。
この4人以外の選手で上位で戦えている3種以上のクワド持ちはヴィンセントくらいでしょうか。彼は回転不足とエッジエラーがどうにかできれば可能性はあります。
羽生さんに関してはいつまで現役を続けるのか分かりませんが、まあ本人が納得するまでやっていただけたらと思います。もうとっくに引退していてもおかしくない実績と年齢ですから、1戦1戦を大事に思って見ていきます。
これはあくまで予想ですが、彼はオリンピックに関してはやりきったという思いがありそうです。彼なら4年間オリンピックの金メダルを目標に走り続けることの重みを理解しているでしょうしね。
以上、来シーズンからの男子シングルについて考えたことでした。
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