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2016/10/09 Sun 23:30:32
ジュニアグランプリもファイナルを残し終了しました。ジュニアでもすげーすげー言ってるのにシニアに目を向けるとそこには別世界が広がっていました。

スケートカナダオータムクラシック、羽生さんの今シーズン初戦、見ました。
リュブリャナでのクラスノジョンの4Loは回転こそ認定されましたが、お手つきだったので片足の着氷とは認められず成功とはいきませんでした。
そんな4Loを一発目からイーグルサンドで決めていく羽生さんぱねえっす。
プログラムの完成度はまだまだといったところでしたが、僕は彼の本当のプログラムの披露は12月頭あたりだと思ってるので大丈夫です。今回は病み上がりでしたしね。
それはそうと、今季のプログラムはステップに意識的な「停止」が入っていて以前よりも印象的でした。
また、フリーではこれまで「ジャンプ3つ跳んでスピン→ステップ→5つジャンプ跳んでスピン→コレオシークエンス→スピン」という型にはまった構成が5シーズンもの間続いていたのが、今季はあえてそれを崩してきたことに好感が持てます。よりウェルバランスなプログラムだと思いました。
衣装はショートはなかなか挑戦的ですね。フリーはああ、羽生だな、って感じ。


フィンランディア杯、見ました。
優勝したのはネイサン。シニア初参戦でショート2クワド(4Lzと4F)、フリー5クワド(4Lz、4F、4S、4T×2)とかいうとんでもない構成に挑んで来ました。
しかもその全てで回転は充足していました。
結構な人の感想で見るのが、ネイサンの持ち味であるスケーティングが鳴りを潜めてしまっていると。
ただ、シーズン初戦でプログラムが仕上がっていないのはまあ当然のことですし、僕は言うほどそうでもないと思ってます。
スピンやステップのレベル取りは対応しなければならないと思いますけどね。1や2が並ぶのはあまりにも勿体無い気がします。
そして繰り返しのジャンプが4Tと3Tというのもザヤが怖すぎますね。3T2回は勿体無いので3Lzかせめて3Fあたりにしません?アクセルが苦手なのは重々承知してるので。
とりあえず何よりステイヘルシーで。病み上がりの人がものすごい勢い跳んで回って転んでを繰り返すのを見ていると本当に心臓に悪いんで。一回でも練習ではノーミスで滑りきれているんだろうか。


まあ新ジャンプに関してはこんな感じですかね。各選手の新しいプログラムの感想とかも書こうかと思いましたが、その辺はGPSで。
これでアクセル以外の四回転は全て成功者が出たことになりますね。

アクセル 成功者なし
ルッツ ブランドン・ムロズ(2011NHK)、ボーヤン・ジン(2015中国杯他)、ネイサン・チェン(2016フィンランディア杯)
フリップ 宇野昌磨(2016TCC)、ネイサン・チェン(2016フィンランディア杯)
ループ 羽生結弦(2016スケカナオータムクラシック)
サルコウ ティモシー・ゲーブル(1997ジュニアグランプリファイナル)、他
トウループ カート・ブラウニング(1988世界選手権)、他

この場合、フリップの公式戦初成功は昌磨さんになるのか、ネイサンになるのか。
TCCは公認大会ではあるものの、ISU主催ではないですよね?となると、ISUの公式大会での初成功はネイサンになるのかしら。
もっとも、今回のネイサンの4Fはショートで転倒、フリーでオーバーターンとクリーンではありませんでした。
カートの初成功4Tはオーバーターンだったのでそれを考えると今回のネイサンの4Fもフリーは成功といっていい気はしますが、いかがでしょう。
その辺りはISUの見解を待つしかありませんね。慌てず騒がずです。クラスノジョンと羽生の4Loについても一部の基地外アンチがバカみたいに騒いでましたからね。あんな風にはならないようにしましょう。
これで4Aを無名な選手がCSあたりでぽーんと決めたら面白いんだけどな。

◆ おまけ ◆
カート・ブラウニング 史上初4回転
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